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オトナ写真部「カメル」

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レトロ&アートなフォトスポットがいっぱいの高松旅

四国四県の『松山市・高松市・徳島市・高知市』を一挙に巡る旅! 今回は香川県・高松市編。

高松市は北側に瀬戸内海に面した市街地、南側に讃岐山脈へ続くのどかな田園風景があり、漆器や盆栽などの昔からの文化と、瀬戸内国際芸術祭のような新しい文化があったりといろんな表情を見ることができます。『ことでん』がゆったりと市内を走る姿も印象的で、大通りをバスで巡るのとは違う、のんびりとした気分で撮影旅を味わうことができるのでオススメです!

今回はそんな高松市の中でも、撮影が大好きなカメラガールズたちが「今撮りたい」フォトスポットを巡ってきました。実際に旅して撮影した写真とともにご紹介します!

フォトスポット探索が楽しい商店街

訪れたのは『うみまち商店街』、ここは高松市中央卸売市場にある商店街で、瀬戸内海のお魚や香川の青果が楽しめる飲食店をはじめ、昔ながらの理容室、問屋専門店や雑貨店など個性豊かなお店が集まっているエリア。昔ながらの市場ですが、壁面にはいろいろなイラストが描かれていたりして、「レトロ撮影」としても「アート撮影」としてもポートレート撮影を楽しめる穴場スポット!

ひとしきり撮影したあとは、うみまち商店街にある『おけいちゃん』で朝ごはん!おけいちゃんでは、市場で朝仕入れた新鮮な魚介を使った料理をいただけます。瀬戸内海の旬の地魚など四季折々、日によっていろんな料理があり、まさに高松を丸ごといただけるお店。朝は6:00から営業しているので、市場ならではの雰囲気を感じながらの朝ごはんが特にオススメです!

メンバーが撮影した写真がこちら!

うみまち商店街(おけいちゃん)
GoogleMap / HP

フォトジェニックなアート作品と一緒に撮影できる場所

『あじ竜王山公園』は庵治町竜王山の山頂にある公園で、西は瀬戸大橋から、東は淡路島まで見渡すことができます。展望台は瀬戸内国際芸術祭のアート作品でもあり、他にも風景に溶け込んだ彫刻作品がいくつもある「アートと遊べる公園」です。
公園のシンボルとも言える展望台の『Watch Tower』(ウォッチタワー)は、国内外で活躍するオランダの芸術家ジョン・クルメリング氏が企画・デザインしたアート作品。橋の中央は時計の文字盤で、文字盤は実は日時計となっていて、鳥のくちばしの先が日時計になっているんですよ。まるでアート作品のようなポートレートが撮れるのでオススメです! 

ちょうど雨上がりで虹を見ることができて、今回の旅はたくさんの素敵なことに出会える予感がしました。

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あじ竜王山公園
GoogleMap / HP

手のひらサイズの世界、松盆栽を気軽に楽しもう!

香川県高松市は日本一の松盆栽の生産地。温暖で日照時間が長く雨が少ないということで、松の生育にぴったりの気候から、高松市で盆栽用松の栽培が始まったのは200年以上前からなんだとか。
そんな松盆栽の聖地で訪れたのは『花澤明春園』。園内には、訪れた人がゆったりと盆栽を楽しみながら休憩できるギャラリーがあり、床の間に飾られた盆栽を鑑賞することができます。大きな盆栽から手軽なミニ盆栽までいろいろ見ることができて、なかなか撮りごたえがありました!
ここでは松盆栽だけではなく山野草にも力を入れていて、盆栽を気軽に楽しむ人を増やそうと、娘さんの花澤美智子さんが講師を務める盆栽教室も開催していて、女性に大人気!

私たちも盆栽体験で自分だけのミニ盆栽を作ってみました!とってもかわいくできて、これから毎日のお世話が楽しみです♪

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花澤明春園
GoogleMap / HP

お堀に鯛が!? 船の上から『鯛願城就』をお願いしちゃおう

『玉藻公園』は日本三大水城の一つと言われる、高松城跡を整備した公園です。なんと玉藻公園のお堀は、水門で瀬戸内海から海水が引き込まれていて、鯉ではなく真鯛が泳いでいるんです!

お堀を船に乗って遊覧できる「城舟体験(じょうせんたいけん)」をすることができるので、私たちも乗ってみました! 内濠にそびえる天守台の迫力と真鯛にエサをやったり…海城ならではの舟遊びを体験することができました。鯛にエサをやることで『鯛願城就(大願成就)』できるそうですよ。

船からのアングルで高松のまちを見ることのできる貴重なスポットのひとつで、広角レンズで撮ったら迫力が出そう。広角レンズで船の反対側にいる人を撮るときは、遠近感で歪まないように極力真ん中に配置してあげるといいですよ。

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玉藻公園
GoogleMap / HP

映画のロケーションのまちを気ままに散策

海からほど近い、どこか懐かしい街並みの『庵治町(あじちょう)』は、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地にもなった、とってもフォトジェニックなエリア。

純愛の聖地と言われるここ庵治町には『純愛の聖地 庵治・観光交流館』の一棟として、映画に登場した『雨平写真館』が復元されています。綺麗なアールを描いた小さなテラスと、レトロな文字がとってもカワイイ!この写真館内には、カフェ『寫眞館の珈琲』がありました。

展示棟の開放感のある吹き抜けの天井に、風格たっぷりの梁と柱、そして味わい深い土壁と、昔ながらの日本情緒あふれる建物です。窓から入ってくる光がどことなく懐かしい感じがして、こんなに雰囲気のある場所で、時間を忘れてくつろげるなんてちょっと羨ましいです。

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純愛の聖地 庵治・観光交流館
GoogleMap / HP

花崗岩のダイヤモンド!? まるでアートな石材工房

『庵治石(あじいし)』は鉱物の結晶が非常に緻密で硬いのが特徴で、「花崗岩のダイヤモンド」と言われています。しかも硬くて粘りがあるので、なんと厚さ2ミリまで削ることができるそうで、その特性を生かしてバッジのような薄いものも作れちゃうんです。すごい!

今回見学させていただいた『中山石材工房』が、いま力を入れているのは「石臼」なんだそうで、コーヒー豆・お茶・大豆(きなこ)など挽くものや使う人の年齢や手にあわせて臼の大きさを考え、納得する挽き具合になるまで一つ一つ丁寧に作っています。硬い石がつやつやと丸い曲線を描き、柔らかさすら感じる仕上がりは、長年培ってきた職人の技を感じました。そんな工房で見るものは何もかもが目新しく、次第にアートっぽくすら思えました。

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中山石材工房
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寒空に冷えた身体に嬉しい「あんもち雑煮」で一息

『屋島の宿 桃太郎(屋島桃太郎茶屋)』は瀬戸内海国立公園の中、屋島山上観光駐車場を抜けた先にあります。お店からは女木島と男木島が見え、女木島は『鬼ヶ島』とも呼ばれる島だったため桃太郎という名前にしたそう。

屋島桃太郎茶屋の大人気メニューは、「あんもち雑煮」!ここを訪れるほとんどのお客さんが注文しているそう。他にも「ぜんざい」「あべ川餅」などの甘味や「コーヒー」「柚子茶」があります。もちろん食事もいただくことができ、「讃岐うどん」や「穴子めし」などいろいろ美味しそうなものがありました!

冬は空気が綺麗で、遠くまで見渡せて撮影にもってこいの季節。撮影で冷えた身体にホッとあったまる美味しいお雑煮、とっても美味しくて嬉しかったです。

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屋島の宿 桃太郎(屋島桃太郎茶屋)
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美しい夕焼けを見ながらミニピクニック

突き出た岩が、海に向かって吼えている獅子に見えることが名前の由来の『獅子の霊巌展望台(ししのれいがんてんぼうだい)』。ここから見えるのは高松市内はもちろん、五色台や男木島、女木島などの瀬戸内海に浮かぶ島々。また西側に位置しているので「日本の夕陽百選」にも選ばれた美しい夕日が見られるスポットでもあり、「百万ドルの夜景」でカップルにも人気の場所!

今回はいろんな美味しいものをテイクアウトして、展望台でミニピクニックを楽しんでみました!沈んでいく美しい夕日を見ながらのピクニックは、旅先ではなかなかできない貴重な体験でした。できればまたやってみたい…!

今回のピクニックは「たくたび高松」にご協力いただきました。

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獅子の霊巌展望台(ししのれいがんてんぼうだい)
GoogleMap

香川を代表する味、『骨付鳥』を地元の人気店で

『寄鳥味鳥』は昭和から営業を続けている、地元に愛されているお店。骨付鳥のお店で開業する前は喫茶店だったそうで、店内のレトロな雰囲気には喫茶店の頃の面影が残っていて、なんだか不思議な感じです。

店名にある『骨付鳥』は香川県を代表する食べ物で、このお店の味付けはスパイシーすぎることもなく脂が強すぎることもなく、鶏肉本来の味を感じられるみんなが大好きな味! 他にも鳥を使ったお料理や、定番のとりめし、そして「骨付鳥に合うお酒」も取り揃えられています。コンセプトの「2,000円くらいで気軽にやれる店」の通り、リーズナブルで美味しいものをいただけて大満足でした!

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骨付鳥 寄鳥味鳥
GoogleMap / Instagram

レンタカーを借りて車で移動すると遠出もできて便利ですが、高松市内は電車やバス、フェリーなどどこに行くにも便利な交通機関がたくさんあり、車が運転できなくても助かりますよね。

ほかにも香川には小豆島やアートの島・直島などもあり、古いものとアートがしっかり街に根付いています。ぜひ、高松のまちを散策して、そんなフォトジェニックな風景を楽しんでみてくださいね。

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