とっても小さなフィルムカメラ『Rollei 35』を、なんとなーく使ってみました!
皆さんこんにちは!カメラガールズ編集部のひかるです。先日誕生日プレゼントにと、ちょっとおもしろいカメラをもらいました。せっかくなので、作例と併せてご紹介しますね。
じゃじゃん、こちらは「Rollei 35」というカメラ。ドイツのRollei(ローライ)社が1967年に発売した、とっても小さなフィルムカメラです。大きさは「写ルンです」と比べると、こんな感じです。
まあ、なんてキュートなんでしょう。“かわいいは正義”とは、まさにこのことですね。
「あれ、さっきの写真となんか違うような…?」と思った方は鋭いです。実は、撮影するときはレンズを引っ張り出して、終わったらまた収納できる仕組みです。とってもコンパクト。これならどこにでも持ち運べますね。
使い方はちょっとクセがあって、絞りとシャッタースピードを設定するところまでは良いのですが、なんとピントを合わせるときは目測でダイヤルを回します。「被写体まで1.5mくらいかな…カチカチ」といった感じです。これがなかなか難しい。ちなみに、露出計は簡単なものがついていますが、手元に電池が無かったので、適当に設定しちゃいました。
そんなわけで、なんとなーくのピント、なんとなーくの露出で1本撮りきってみました。使ったフィルムは「Kodak PORTRA 400」で、写真は特に加工せずに近所のカメラ屋さんで現像したままの状態です。
こちらは記念すべき1枚目。カメラをもらったその場でフィルムを入れて、試し撮りした時のものです。とっても小さなモデルさんですが、幼いながらにしてカメラ目線の自然な表情ですね。
こちらの写真はF3.5で開放です。ピントも甘いですが、全体的にもやっとした写り。「もっと絞ればよかったなあ…」と、思い出とともに反省できることがフィルムカメラの楽しみ方だと思っています。
逆光での描写はこんな感じ。2月はじめの都内、暖かな日差しがとても柔らかく写りました。
一方、こちらは思いっきり絞った写真。F22 SS1/500だったと思います。先ほどとは打って変わって、キレッキレの描写。最近のデジカメ用のレンズと違って、絞りによって写りが変わるのも、昔のカメラを使う楽しみだと思います。
最後は、日が沈みかける頃の海辺で。目で見た景色はとても眩しくてちゃんと撮れるか不安だったのですが、素敵なシルエットフォトになりました。
以上、いかがでしたでしょうか。どこにでも持ち出せるけど、ちょっとクセのあるかわいいカメラ。デジカメで都度確認しながら撮る写真や、立派なフィルムカメラで腰を据えて撮る写真も楽しいですが、偶然を求めて気軽に撮る写真も楽しいですよ。皆さんも、なんとなーくの写真、撮ってみませんか?思わぬ良い写真が、撮れるかもしれませんよ。
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