測光モード
自動モード(P/Av/Tv)のとき、撮った写真が明るすぎたり暗すぎたりと、納得のいかない明るさになることはありませんか?
測光モードを知ることで解決できるかもしれません。
目次
測光とは?
自動モード(P/Av/Tv)のとき、カメラは写っている被写体の一部から明るさの値を測定し、シャッター速度や絞り値などを決めています。それを測光といいます。
そしてどの部分の明るさをどのように測るかは、測光モードによって異なります。
測光モードを設定しよう
まずはこのように、測光モードを選択し、この中から1つモードを選びます。
1.多重分割測光(=評価測光・マルチパターン測光)
写る部分を複数に分割して全体露出を決定するモードです。
キヤノンでは「評価測光」、ニコンでは「マルチパターン測光」と呼ばれています。一般的に良く使われるモードです。
2. スポット測光
画面の中心の一部分だけを測光して露出を決めるモードです。
いちばんきれいに出したい部分を測光してAEロック、その後フレーミングし直して撮影する、という方法が一般的です。
逆光時やコントラストが激しい時におすすめです。
3. 中央重点測光
中央部分を重点的に計測するモードです。
被写体が画面の中央にあるときに有効です。スポット測光よりも広い範囲で測光します。
マニュアルモードの場合の測光モード
マニュアルモードは、シャッター速度もF値も自分で決めます。そのためAEロックも使えません。 じゃあ、測光モードは必要ない?と思われがちですが、そんなことはありません。 マニュアルモードのときにファインダーに表示される『露出インジケーター』は、測光モードで測った明るさを基準にして±を表示しています。 そのため、逆光時やコントラストが激しいときなどは”スポット測光”、普段は”多重分割測光”など使い分けることで、露出インジケーターの目盛りを正確に表示させることができ、適正値で撮影しやすくなります。
いかがでしたか? もし分からないことがあれば、カメラの相談係 をぜひ利用してみてくださいね。