フォトジェニックな「旅の宿」加賀越前特集

石川県と福井県の県境に広がる加賀越前エリア。

山と海との距離が近いこのエリアでは、海の絶景と山の絶景、趣の異なる美しい景色を見ることができるんです！加賀越前にある『白山』は『富士山・立山』と並ぶ日本三名山のひとつで、古来から「白き神々の座」と崇められてきたそうです。そんな神秘的で美しい自然や風景がたくさんあるこのあたりは、写真を撮るにもとっても楽しいエリアです。

私たちカメラガールズが加賀越前旅で見つけてきた、みなさんにオススメしたいスポットを、テーマ毎に4回にわけてご紹介いたします！

今回は写真を撮りに加賀越前エリアに行ったら、ぜひ泊まっていただきたい「宿泊施設」6つをみなさんにご紹介！寝る時も、しっかりと加賀越前を楽しんでみてくださいね。

自然を感じる、心と身体にやさしいお宿でのんびりくつろぐなら

『山代温泉葉渡莉（はとり）』は加賀の旬の食材を使用し、生姜や麹をたっぷり使った身体にやさしいお料理が特徴のお宿です。「木のぬくもり、葉のやさしさ」がコンセプトで、まるで外にいるかのような日本庭園が館内に作られていてびっくり！それだけではなく天井やいたるところにふんだんに木を使っていて、温かみがありとっても落ち着く雰囲気でした。

そして目玉のひとつはやっぱり温泉！ここには2つの大浴場があって、ひとつは総檜風呂の「九萬坊の湯」でなんと湯船の上に屋根があり、外にはこちらも檜造りの情緒あふれる露天風呂が。木肌のぬくもりを感じながらゆったりと楽しめます。もうひとつが石造りの「お薬師の湯」で、こちらにはジャグジーもあります。どちらかひとつを男女入れ替えで使えることはあっても、全く違うタイプのお風呂をどちらも楽しめるのは結構珍しいのでは？夕方までではありますが、加賀市平松牧場のミルクを使用した湯上がりデザートの無料サービスも！

そうそう、お宿では『加賀一向一揆太鼓』のイベントが毎晩無料で開催されていて大迫力でした。

石川県：加賀市
山代温泉葉渡莉（はとり）
GoogleMap / HP

有名デザイナーと建築家の家具が迎えてくれる、地元の「クラフト」を楽しめるお宿

築100年の古民家を改修した『TAKIGAHARA CRAFT&STAY』、名前の通り敷地内にはクラフト工房があって、地元の職人が木地を挽いたり、漆器を制作しています。そんなクラフトに密接したホステルだからか、館内にはザハ・ハディッド、アキッレ・カスティリオーニ、エーロ・サーリネン、ジャスパーモリソンら数々のデザイナーや有名建築家の家具が使われています。1階はロビー、ダイニングとキッチンなどがあり、ロビーのスタイリッシュな暖炉が格好よかったです。

2階が宿泊施設になっていて、16台のバンクベッドを備えた男女共用の部屋やバンクベッドが4台あるグループ向けのお部屋、クイーンサイズのベッドにバンクベッドが2台というファミリー向けのお部屋などがありました。

ホテルステイで大事なお食事ですが、こちらではTAKIGAHARA FARMの自然の土で育ったオーガニックな野菜や果物、近隣の生産者さんが作った魚やお肉などを使った、日本の伝統と世界の料理を融合させたお料理をいただくことができます。

FARMの中にあるので、農業体験をしたり、ワーケーションをしながらの長期滞在もよさそうです！

石川県：小松市
TAKIGAHARA CLAFT&STAY
GoogleMap / HP

入ったら思わず笑みがこぼれる、北陸随一の温泉があるお宿

『あわら温泉まつや千千』は北陸随一の規模の源泉大浴場「千のこぼれ湯」がある旅館です。お湯がたっぷりと満ちあふれ、思わず笑みがこぼれるお風呂という意味で「千のこぼれ湯」と名づけたそうですよ。やっぱり名湯にきたからには、しっかりとその土地の温泉を体験したいですよね。温泉でゆっくり心と身のつかれを癒したら、熟練の料理人たちが厳選した地元の食材を使って作る美味しいお料理をいただきましょう！

源泉露天風呂付きの『時忘れ離座』も特別な旅にはオススメしたい！標準的なお部屋もゆったりとした間取りでしっかりとくつろげますよ。基本的にお食事は会場食ですが、プラス料金で客室でのお食事も可能なので、お部屋でゆっくりいただくのもいいですね。

※離座については部屋食はなし

福井県：あわら市
あわら温泉まつや千千
GoogleMap / HP

立派な大広間のある古民家で、その街暮らしを疑似体験

『おちゃのま⺠泊みっけ』は花街として栄えた河原町通りに残る、明治期の木造二階建ての古民家をリノベーションしたゲストハウスです。

かなり広いおうちで、1階に2部屋と土間に囲炉裏、2階に5部屋あり、続いた3間を繋げれば最大28畳になるので大勢での宿泊でも安心です。一棟貸切で囲炉裏や釜、薪風呂を利用して古き良き日本の暮らしを体験することもできます。

2階の窓辺に座って外を眺めると、昔使われていた灯籠や石畳、生活用水として使っていた『大清水（おおしょうず）』から繋がる水路を見ることができ、ここで暮らす人たちの当時の様子が目に浮かびます。まるでタイムスリップしたかのようなお宿で、どっぷりと勝山市を体験するのもよいのではないでしょうか。管理人さんが釜や薪風呂の使い方などを教えてくれるので、初めてでも安心ですよ！

福井県：勝山市
おちゃのま⺠泊みっけ
GoogleMap / HP

脱・旅人、暮らすように大野のまちを楽しめるホステル

『荒島旅舎』は大野市の商店街の中にある3建てのビルをリノベーションしたホステル。

このあたりは実は湧き水がそこかしこで湧いていたり、昔ながらの食堂や衣料品店もあれば、古いビルや家屋をリノベーションした新しい場所があったりして、派手さはなくてもとっても魅力的な場所。朝市や昔ながらの銭湯も魅力的！ここでの楽しみ方は、「旅人」としてではなく、大野の街の人としてこのあたりをカメラを片手にのんびり歩き回ることじゃないでしょうか。

ホステルは全室個室のバンクベッド（２段ベッド）タイプ。元々がビルなので天井も高く窓も大きくて採光はばっちり。全フロアfreeWi-Fiを利用できるので、ワーケーションにもいいかもしれませんね。３Fには飲食可能なシェアスペース（冷蔵庫あり）も。1階はバーカウンターのあるコミュニケーションスペースがあるので、地元の人との交流もできちゃうかもしれません。