2020.04.14
空白のフォトフレームがもたらす少しのゆとり
私の家のダイニングスペースには、何も入れていない空白のフォトフレームを飾っています。とても大きいA2サイズのフォトフレーム。このフォトフレームが思いのほか、私の心にほんの少しゆとりを生み出しています。
購入当初はもちろん写真を入れて飾ろうと思っていたのですが、飾る写真をどれにしようか、なかなか決めきれず…かといってクローゼットにしまっておくのも勿体ないなと思って、そのまま何も入れずに飾っておくことにしました。
最初は写真が入っていないフォトフレームなんてちょっと違和感があるかなあ…と思っていたのですが、この空白のフォトフレームにどんな写真を入れようか、「過去の写真でいいのがあったかなあ」とか、「ここに飾るための写真を新しく撮ってみようかなあ」とか、そんなことを考え始めたらだんだんと楽しくなってしまい、…個展を控えた写真家のような気分というか、自由研究に何を作ろうかと考えている学生のような気分というか…。飾ることよりも、何を飾るかを考えている時間が心地よくて、今のところまだそのままにしています。
あれこれと写真について思案する時間は、忙しい日々の中のほんの少しのゆとりの時間。こういう時間も写真を楽しみ方の一つかもしれませんね。
そんな思わぬ効果があったので、空白のままフォトフレームをお部屋に飾るということ、結構オススメです。できれば、特大のフォトフレームを。
カメラガールズ 編集部/田中海月(Instagram)