なぜか撮ってしまう偏愛コレクション「植物に浸食される壁」
きれいな景色でも決定的瞬間でもないのに、なぜか気になって撮ってしまうものってありませんか? 私は「植物に浸食される壁」があると、ついシャッターを切ってしまいます。
今回は、色々なカメラでその時々に撮った私の偏愛コレクションをご紹介します!
目次
赤レンガと植物
赤と緑の配色がとてもきれいで、赤レンガに植物が絡まる壁を見かけるとつい写真を撮ってしまいます。
こちらは大きな通りから少し入ったところにあるフラワーショップです。コンクリートの建物が多く立ち並ぶ通りにあり、自然な雰囲気の外観が目を引きました。
ヨーロッパでは昔からメジャーな建築材料のレンガですが、日本で建てられるようになったのは幕末から明治時代にかけてだそうです。「東京駅」や「横浜赤レンガ倉庫」、世界文化遺産にも登録された「富岡製糸場」などレンガ造りの建築は、今みてもオシャレですよね。
最近では部屋の壁紙にレンガ柄を使うのも人気で、観葉植物などグリーンとの相性は抜群ですね。
自由に絡まる蔦と直線のレンガ。色も形状も対照的なのがおもしろいと思って撮りました。
しかし後から見返すと、レンガの形が直線のために水平やゆがみが気になってしまいました。水平を意識することはもちろん、標準~望遠のレンズを使ってゆがみがあまり出ないように気を付けたいです。
花と壁
こちらは以前訪れたカフェです。バラが美しく咲いたタイミングで訪れることができて、本当にラッキーでした。
人の気配がしない家の壁を、朝顔がおおっていました。雨の日で暗かったこともあり少し手ブレしてしまいましたが、淋し気な雰囲気が出せたかなぁと思います。
こちらはサルスベリです。真夏の強い日差しがシンプルな壁にくっきりと影を作っていたのが印象的でした。
浸食される壁たち
フィルムカメラ「LC-A」でも撮りました。距離でピントを合わせるカメラなので現像されるまで不安でしたが、ちゃんと撮れていて安心しました。
ランプもおおわれそうなほど、植物が自由に伸びています。手前に紫陽花があったので、次は花の咲くタイミングに合わせて行きたいです。
美しく積み上げられた石垣にも構わず、植物は自由に成長していきます。
雨だれで汚れた壁に、緑と黄色が鮮やかでした。
紅葉して赤くなることで、成長の過程を感じました。
冬、葉がなくなっても壁に張りついていて、生命力の強さを感じました。
まとめ
自然界に直線はないそうです。自由に伸びる植物の曲線と、人工的に作られた建造物の直線。そんな対照的なところが何となく気になって、撮っていたのかもしれません。
「植物に侵食される壁」というマニアックなテーマでしたが、いかがでしたか? みなさんも過去の写真を見返して、「なぜか魅かれる私だけの偏愛コレクション」を探すのもおすすめですよ!
編集/カメラガールズEditors コノハ