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オトナ写真部「カメル」

STORY
2020.07.06

フィルムカメラでパノラマ写真が撮れる! ロモグラフィー『Horizon perfekt』

個性的なカメラやフィルムのラインナップで人気のLomography(ロモグラフィー)に、35mmフィルムで撮るHorizon perfekt(ホライゾンパーフェクト)というパノラマカメラがあります。
この独特でおもしろいカメラの撮影方法を、作例とともにご紹介します。

どんなカメラ?

120度のパノラマ写真が撮れるHorizonは、レンズ自体がぐるっと回る、スイングレンズのカメラです。バッテリーや電池が不要なので、35㎜のフィルムがあればすぐに撮ることができます。ただ通常のカメラの2枚分使うため、24枚撮りなら12枚しか撮れません。たくさん撮るときは、フィルムを多めに準備したほうが安心ですね。

カメラを上から見たものです。右のレバーでフィルムを巻き上げ、そのすぐ左の黄色いボタンでシャッターを切ります。中央の数字が絞りとシャッタースピードで、明るさや被写体に合わせてマニュアル調整します。絞りはF2.8からF16の6段階、シャッタースピードは1/500から1/2までの7段階調整できます。こちらの写真では絞りF8、シャッタースピードは1/250となっています。最短焦点距離が1mなので、ピントを合わせたいものからそれ以上離れて撮影します。

パノラマで撮りたくなる景色

私がパノラマカメラで撮りたいと思ったのは、広大な花畑です。こちらは大分県のくじゅう花公園。色とりどりの花が咲き乱れていました。

地面に向けて撮ることで、大きくゆがみが出ます。この独特なゆがみがお気に入りのポイントです。

ひまわり畑と青空を1対1の構図で撮りました。

ひまわりを強調させたくて、上から花に近づいて撮りました。

露出の設定

佐賀バルーンフェスティバルの写真です。バルーンが離陸したのは夜明け後のまだ薄暗い空。この写真は、残念ながら少し暗くなってしまいました。
Horizonは絞りとシャッタースピードをマニュアルで細かく調整しなければなりません。露出計がついていないので、別で購入するか、スマホアプリを使えば素早く簡単に設定することが出来ます。
撮影当時の私はアプリの存在を知らず、露出計も持っていなかったので、一緒に持って行ったデジタルカメラで写真を撮り、その設定を参考に絞りとシャッタースピードを決めて撮りました。我ながら、手間と時間のかかることをしてました(笑)

縦構図で撮影したものです。明るくなってきたおかげで、ちょうどいい露出で好きな色の空が撮れました。

下から見上げて撮るのも、ゆがみが出ておもしろいです。

逆光は苦手

スイングレンズのためか、逆光などの強い光は苦手なようです。この写真では、左端が白くなって色が飛んでしまいました。

こちらも左端が白くなっていますが、これはこれで「フィルムカメラの味」として楽しんでいます。

まとめ

個性的なパノラマカメラHorizon perfektに興味を持っていただけましたでしょうか? 少しでも魅力が伝わったなら嬉しいです。
フィルムの入れ方が難しかったり、現像できる写真店が限定されてしまいますが、写真の新たな楽しみが発見できるカメラだと思います!

編集/カメラガールズEditors コノハ

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