マクロの世界
写真を撮りたいのに外出できない。そんな時は、お部屋の中でマクロ撮影をしてみませんか?
定番のお花以外にも、家の中にある色々なものを撮ってみました!
目次
マクロ撮影とは
マクロの意味は「巨大であること」です。そしてマクロ撮影とは、被写体を接写で撮り、小さなものを巨大に写すこと。写真でしか見ることができない新たな一面を発見できることが魅力です。
マクロ撮影に必要なものはマクロレンズです。私が使用しているのは PENTAXのsmc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR というレンズです。100mmの望遠レンズで開放絞り値F2.8なので、通常のポートレートでも良いボケ感が得られます。レンズの先端から被写体まで約13cmまで寄れるので、狭い室内でも不要なものを写さず撮影ができます。
マクロで花を撮影
花びらが多く繊細で、とても美しいシャクヤクの花。
かわいい雰囲気にしたかったので、ハイキーで撮影しました。マクロ撮影は手ブレや被写体ブレがしやすくなるので、明るい部屋でシャッタースピードをあげて撮影しました。三脚を使うとさらにブレを抑えられます。
花が開き切る寸前のピンク色が濃い状態です。手前から2枚目の花びら付近に、絞りはF3.2にしてピントを合わせています。レタッチで、さわりたくなるような柔らかい雰囲気に仕上げました。
次は花が開き切って淡いピンク色になった状態です。霧吹きを使って水滴をつけました。水滴にピントを合わせ、手前の花びらを前ボケとして活かすことで、花の隙間から覗いているような感覚になりました。
ダークレッドのダリアはカッコいい大人な雰囲気にしたかったので、ローキーで撮影しました。
夕方の暗めの部屋に、斜めから光が入ってスポットライトのようになっている部分を狙いました。
さらに近づいて撮ったものです。これだけだと何か分からないですね(笑)。
でも、好きな一枚になりました。
家の中のものを撮ってみました!
お花以外のもので、家の中にあったものをマクロレンズで撮影してみました。
まずはお菓子。三脚を使って、同じ構図のバームクーヘンを2枚撮影しました。
絞りを開放のF2.8で撮ったものです。
次は絞りをF16にしたものです。これならちゃんとバームクーヘンだと分かりますね。
絞った分シャッタースピードが遅くなるので、三脚を使うと安心です。
ロングネックレスをまとめて、窓辺の光が良く当たる場所で撮影しました。絞りをF2.8の開放にして玉ボケを作ることで、メルヘンチックになりました。
マクロレンズがあれば、家の中でも案外楽しめるものです。まだマクロ撮影をしたことがない方は、ぜひ試してみてくださいね!
身近なものの新たな一面が、見つけられるかもしれませんよ。