リーズナブルに楽しむ、おうちスタジオ
新型コロナウイルスのせいで、仕事の在宅勤務、海外はおろか、国内旅行にも行けない…外はいい天気なのに不要不急の外出はダメだよなぁ…と、何かとお家にいる時間が増えました。私自身も初めはネット動画などみていたのですが、長引くにつれてだんだんとネタ切れになってしまい…身の回りの物をいつもとは違うイメージで撮ってみよう! と思い色々チャレンジしてみました。
今回はそのおうち時間にカメラを使って、いつもはあまりしない、しかもリーズナブルな撮影の楽しみ方を紹介したいと思います!
目次
画用紙を活用してポップな写真に!
この写真は桃色の画用紙を用いています。冒頭の写真には水色のものを使用しましたが、ダイソーさんの「COLOR PAPER Pastel colors」です。パステルカラーの色画用紙が10枚入っていてお得に背景の色を選択できます。
この写真は左手前からデスクライトの光を当てていますが、画用紙は光が少々強く当たっても、反射することがないので綺麗に撮ることができます。
これは同じ被写体ですが後ろを黄色に変えて光を当てる方向も変えてみました。
背景の色を変えるだけで雰囲気が変わってきますね。外だと背景が決まっていてどう撮るか。というのが課題となりますが、家の中の小さな被写体も被写体との色を組み合わせながら選ぶのはとても楽しいのでぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか!
ラッピングペーパーを活用して少し奥行きのある写真を
これは水色のラッピングペーパーを下に敷き撮った写真です。一度レモンとソーダで写真を撮ってみたかったのですが、家の家具が和風なのでなかなか思うような透明感が出ませんでした。
そこで、ダイソーさんのラッピングペーパーを下に敷いてみたところとてもいい感じに!!
右手前からデスクライトの光を強めに当てています。
青みが欲しい! けど、画用紙じゃ小さすぎる…というときは、ラッピングペーパーを敷いてみてください。カラーバリエーションも材質もたくさんあるので迷ってしまいますが、画用紙よりも大きいので、奥行きのある写真を撮りたい! 少し広角な俯瞰した写真を撮りたい! というときには持ってこいな素材です。
ちなみに被写体を変えて上からのアングルで撮ればこんな感じです。
器や被写体にガラス製のクリアなものを入れ、斜めから光を当てれば台紙の色と同じ色の影ができるのでお勧めです。
リメイクシートを活用してイメージに合う質感を
100円ショップに売っているリメイクシートをご存知でしょうか? 本来であれば壁や家具に貼って使うものなのですが、今回は白のカラーボードに貼って背景として使ってみました。この写真はダイソーさんの大理石柄のリメイクシートを使用しています。
本来であれば、おしゃれなカフェの大理石調なテーブルで写真を撮りたいのですが、今はなかなか難しい状況です…。
しかし、このリメイクシートでもエレガントなイメージの写真を撮ることが可能です!
被写体は家の本棚にあった古書。改めてこのように配置すると普段は棚の一角にある本が主役になることができます。
こちらは英語の本に変えて縦で撮ってみました。大理石風の台紙の部分を多く見せることでよりエレガントさが増します。今回はエレガントさを求めたので、大理石のシートを選びましたが、リメイクシートはお店だけではなく、通販サイト各社からも色々な種類の模様や質感のものが出されています。ぜひ自分のイメージに合ったものを見つけてみてください。
ポイントは光
おうちで撮るときは好きなように光を反射させたり影が作れたりと、デスクライトやハンドライトなどさまざまな光を好きな方向から当てることができます。
外ではどうしても光を操るというのは難しいですが、家の中では自由にできます。写真を撮りながら、あるいはファインダーを覗きながら光の方を動かし、『ここだ!!』という光の当たり方を探すのはとっても新鮮で楽しいです!
上から当てるもよし。下から照らすのもよし。五感ををフル活用しお気に入りの光を追求してみてください!
好きなもので試してみよう!
お家にいる時間は、お店や旅行先で経験するような何か特別な事があるというわけではありません。しかし、いつもスーパーで見ているお菓子やコンビニスイーツ、雑貨、野菜や飲み物などを主体にして自分でセットをイメージしながら、撮影できるチャンスでもあります。
自分の好きなものやお気に入りのものであれば、撮りたいイメージも湧きやすいと思うのでぜひ好きなもので試してみてください!
いかがでしたか?
新型コロナウイルスの影響で、どこか刺激に欠ける家での生活が続いている方もおられるかと思います。しかし、このおうち時間を利用して、身近にあるものにフォーカスし写真を撮ってみると、自分の写真の撮り方に新たな発見があるかもしれません。高価なものでなくても、リーズナブルな価格で写真の印象を変える事ができるので、おうちスタジオ気分を味わいながら自由な組み合わせで撮影を楽しんでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まだまだ先行きの見えない不安な日々が続きますが、どうかお体を大切にお過ごしください。
編集/カメラガールズ Editors yukiko(Instagram)