2015.08.19
焦点距離
焦点距離とは、レンズから撮像素子までの距離のことです。
焦点距離は、レンズによって値が変わります。
よく「何mmのレンズ」といいますが、それはこの焦点距離のことです。
焦点距離の短いレンズほど画角(=写せる範囲)が広くなります。
焦点距離の長いレンズほど画角が狭くなります。
一般的に、焦点距離が50mm前後のレンズを標準レンズと呼びます。
また、それより小さい方を広角レンズ、大きいレンズを望遠レンズ、と呼びます。
●特徴
広角レンズ・・・広い範囲を撮影できる。全体にピントが合いやすい。遠近感が強調される。ゆがみやすくなる。
標準レンズ・・・一般的な肉眼サイズ
望遠レンズ・・・遠くを拡大して撮影できる。背景がボケやすい。歪みにくくなる
●注意点
この焦点距離の値は、35mm換算といって、フルサイズ機に装着した場合の距離です。
たとえば、焦点距離が50mmのレンズの場合、
1 フルサイズに装着⇒焦点距離50mm
2 APS-Cに装着⇒焦点距離75mm(1.5倍)
3 フォーサーズに装着⇒焦点距離 100mm(2倍)
とこのように装着する機種によって焦点距離は変化します。
つまり、APS-Cサイズを使っていて、標準サイズで撮影したい場合は50mmではなく、35mmのレンズをつければOKです。