いつもの写真に色彩効果をプラス。「色かぶり」を活用して、写真の表現を深めよう!
写真全体に青色や赤色など、特定の色味がかかった状態の事を「色かぶり」と言います。本来は「失敗」とされるこの色かぶりですが、これを利用する事で、いつもと違う雰囲気の写真を簡単に撮る事ができます。
今回はそのやり方と作例を紹介したいと思います。
目次
写真の色を変える方法
写真に特定の色を加える方法には、カメラの設定を変える方法と、撮影後にレタッチする方法の2種類があります。私は撮影時の空気感を大事にしたいので、カメラの設定を変える事が多いですが、思い通りの色が作れない時はレタッチの際に色を加えています。
携帯のアプリでも色を変えられるので、普段通りに撮影した写真に、後から色を加えてみるのも楽しいです。
私のお勧めの色は、青、緑、マゼンタ。青は爽やかさや透明感、緑はノスタルジックな雰囲気、マゼンタは夢可愛い雰囲気をプラスする事ができます。
「青」はホワイトバランスを「白熱灯」や「電球」に
写真に青色をかぶせる方法はとっても簡単。カメラの設定でホワイトバランスを「白熱灯」や「電球」に変えるだけです。
見慣れたいつもの景色も、青色を加えるだけでスッキリと爽やかな雰囲気になります。ちょっとやり過ぎかなと思うくらい、強めに色を乗せてみると、新しい発見があるかも…!
是非おすすめしたいのは、雨の日の撮影…! 水滴や玉ボケも、いつもよりキラキラ透き通って見えます。
「緑」と「マゼンタ」は、ホワイトバランスを手動で設定して
カメラの機種によって操作方法は異なりますが、多くのデジタルカメラにはホワイトバランスを手動で設定できる機能があると思います。例えばCanonなら、A(アンバー)、B(ブルー)、G(グリーン)、M(マゼンタ)の4色の軸を調整して、好みの色を作る事ができます。
カメラの設定ができない、または難しい時は、レタッチの際に色を乗せればOK。私がよく使っているOLYMPUSのカメラでも、マゼンタは作れないのでレタッチをしています。
写真に緑をプラスすると、どこか懐かしいような温かい雰囲気に。意外とどんなシチュエーションにも合うので、挑戦しやすい色だと思います。
マゼンタをプラスすると、ドリーミーで可愛らしい雰囲気に。ピンクに近い色味にすると、可愛らしさがアップします。個人的には、女の子やカフェ、雑貨の撮影などに合っていると思いました。
いかがでしたでしょうか? いつもと同じシチュエーションで撮影していても、様々な色を乗せる事で全く違う雰囲気の写真に見えると思います。誰でも簡単に試せるテクニックだと思うので、是非チャレンジしてみて下さい…!
編集/カメラガールズEditors Mimo