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オトナ写真部「カメル」

STORY
2024.02.04

Photoshopの生成AI機能、「生成塗りつぶし(削除)」がスゴい!!

皆さんはPhotoshopの生成AI機能「生成塗りつぶし(削除)」を使ったことがありますか?今までは不要なものは「スポット修復ブラシツール」や「コピースタンプツール」「コンテンツに応じた塗りつぶし」などを使ってコツコツと作業をしていたかと思います。 ※そのあたりのやり方は、camellのWEBに書いたこちらの記事をご覧ください

2023年末…かな?、に新しく増えた生成AI機能が本当にすごくて、上手くハマると「今までの修正はなんだったんだ!?」ってなるほど!!!(ただやっぱり修正する画像にも得意不得意があるようで、細かい修正が必要な場合もあります)今回はPhotoshopで簡単にできる、不要なものの削除のしかたをシェアします💪✨

サンプル画像は、アイキャッチにも使用しましたこちらの写真。

special thanks:さや さん

こちらの写真は、camelltownのディズニー大好き部 で「大人ディズニー!」イベントでディズニーシーに行った際、変わった形に枝の手入れをされている木が可愛くて「そこに立ってもらえますか?」とお願いしたものの、残念ながら他の方が写ってしまいました。

せっかくならこのお二人を削除したい。

…ということで、「生成塗りつぶし」をトライします。

まずはPhotoshopで画像を開く

※画像の下に出ているのが「コンテキストタスクバー」です

修正したい写真をPhotoshopで開きます。(Lightroomの編集からPhotoshopに移行して作業する場合は、写真を右クリックすると「Photoshopで編集」という選択ができるので、わざわざ書き出すこともなくシームレスに作業ができます)

消したい箇所を選択する

ツールバーから「なげなわツール」を選択し、消したい箇所を囲みます

「生成塗りつぶし」をする

削除をしたい場合コンテキストタスクバーの文字フィードには何も入れずにバー右側にある「生成」をクリックする

するとAIがそこを埋める最適な画像を考えてくれます(所用時間はマシンスペックと通信環境により前後しますが、数十秒かかります)

3つの候補から最適なものを選ぶ

一回の生成につき、3つの候補を出してくれるので、一番しっくりする画像を選びます。しっくりこなかった場合は、バリエーションの上にある「生成」ボタンをクリックするともう3パターン作成してくれます。(もちろん最初の3つの履歴も残してくれます)

※この作業(生成塗りつぶし)は非常に負荷がかかるので、Photoshopがクラッシュしやすいです!一度パターンを出してくれたら必ず ⌘+S(Windowsの場合はCtrl+S)で保存しておきましょう!

どうでしょう?たったこの4つのステップだけで、見事に写り込んだ人物を消すことができました!

よーく見たら、ちょっと「あれ?」って感じもあるかとは思いますが、正直言われなければ気づかないレベルです。Instagramに上げるだけなら完全にわかりません!

<レイヤーはこのようになっています>

これがAIが考えて作成した画像。

ちなみにWEBで紹介した「コンテンツに応じた塗りつぶし」を利用した場合

緑色の箇所からサンプルデータを取って自動ではめ込み(塗りつぶし)してくれるのですが、このような感じで、ガタガタになってしまいます…!!いかにPhotoshop AIの「生成塗りつぶし」が優秀なのかが分かりますよね。(そのうちこの「コンテンツに応じた塗りつぶし」は無くなるのでは…🤔 どういう棲み分け利用をしたらいいんだろう?)

今どんどん導入されているAI、いろんな不安要素もあったりしますが、上手く使うとこんなに便利なんだなあ…と思いました。いやほんと、時代ってすごいなあ。Photoshopには他にも「拡張塗りつぶし」や「生成塗りつぶし(画像追加)」などもあるので、いい作例写真ができたらまたご紹介しますね。

PROFILE

編集部 イチ
編集部 イチ
・フィンランドをゆるっと愛し、高橋ヨーコを敬愛する人。
・愛用カメラ:Plaubel Makina67, Nikon newFM2, ASAHI PENTAX67, FUJIFILM KLASSE, Canon 6D, FUJIFILM X100F
・Instagram ID / @ichi1