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SPOT
2020.12.23

【兵庫】アートな淡路島をCanon EOS KissMで撮ってきた!『百段苑・中浜稔猫美術館』撮影レポ

関西から気軽に行ける観光地として人気の淡路島。じつは、アートスポットがたくさんあるのを知っていましたか? 今回は「アート」の観点から淡路島のおすすめスポットを紹介していきます。建築・美術館・ギャラリーと盛り沢山。さっそく、カメラを片手に淡路島ならではの島アートの魅力を発見しに行きましょう!

● この旅で持って行った機材
カメラ
・Canon EOS Kiss M
レンズ
・EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
・EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
一緒に行った人
家族
● アクセス方法
車で兵庫県垂水ICから明石海峡大橋を渡ってすぐ。

安藤忠雄建築を見に行こう!

淡路島に入ってすぐ見えてくる「淡路夢舞台」。「子連れ編」の記事で紹介した「淡路島国営明石海峡公園」と隣り合っている施設です。淡路夢舞台は、リゾートホテルやレストラン・ショップの他、「百段苑」という、山の斜面に並ぶ100個の花壇や、温室である「奇跡の星の植物館」などがある複合施設。建築家である安藤忠雄氏による設計で、自然との調和を実現した近未来的な施設となっています。淡路島国営明石海峡公園は、花を楽しむ公園でしたが、淡路夢舞台は建築と自然の調和を楽しむことができる施設です。建築好きの方はぜひ行ってみてくださいね。

淡路夢舞台にある温室は、なんと日本最大級!館内は8つのゾーンに分かれ、一年を通して約3000種類あまりの植物を展示しています。珍しい花の展示に加え、日本やヨーロッパの花文化を紹介していたり、ミュージアム的な役割も果たしています。

館内では、ガーデニングのヒントを紹介していたり、フラワーショースペースでは、結婚式やイベントも多く開催されるため、リピーターも多いそうです。普通の植物園にある温室よりも展示の仕方がおしゃれに感じました。もともと植物園の温室は、普段見れないさまざまな植物を観察できて好きなのですが、ここはとても魅力的でした!

こちらは、ショップとレストラン施設にある円形フォーラム。施設の真ん中に位置し、直径約32m、高さ約11mの円空間にはスロープがあり、壁にある窓から風景を眺めたり、空や海や風を感じつことができます。このように意味のある建築空間がたくさんあり、建物の中で自然を感じられる工夫が散りばめられています。コンクリート建築が安藤忠雄建築を感じさせます。安藤忠雄氏が何を思って設計したのか、考えながら散策すると楽しいですよ。

猫好き必見の美術館!

次に紹介するのは、「淡路市立 中浜 稔 猫美術館」。この美術館は、猫の墨絵の第一人者である中浜稔画伯が、自らの描き出した作品を出身地である淡路市に寄贈してできた、世界でも珍しい猫の美術館。1Fから2Fにある大小120点にもおよぶ作品は、どれも猫・ネコ・ねこ! 1匹ごとに異なる猫の表情に、思わず笑顔になってしまいます。毎月、中浜稔画伯も参加する墨絵教室も開かれているそうです。

入口に飾られていた猫の墨絵です。3匹の猫たちがホッコリワールドへお出迎え。墨絵で描いた猫たちの仲間になって、一緒に写真を撮ることができる顔ハメパネルもありました。

こちらは、床から天井まである大きな作品。猫のさまざまな表情が楽しめて、楽しいですね。この他にも30mにも渡る作品も飾られていて、見応え満載です。当初、この猫美術館に行く予定はなかったのですが、急遽雨により訪れることになりました。雨もしのげて、ほっこりと墨絵の猫の世界を観賞でき、とても良い時間が過ごせました。

島のアートに触れよう!

海辺にたたずむ倉庫を改装した現代美術家の尾崎泰弘氏のアトリエ「発明工房」。私が訪れた際、2FはNafshaという名前のカフェになっていたのですが、残念ながら尾崎氏が亡くなられ閉店してしまい、今は尾崎泰弘ミュージアムとなっています。尾崎氏が「子供の頃の夢」をテーマに、懐かしく温かいワクワクした作品がたくさん展示してあります。

1Fと庭は尾崎氏のギャラリーとして、定期的に展覧会が開かれているようです。ちょうど今年で亡くなってから5年目を迎え、年末から年明けにかけて、作品の販売もかねて作品展が開かれるそうですよ。

独特な世界感はまさしく島アート。興味のある方は、遊び心溢れる作品をみにぜひ行ってみてください。

メルヘンの世界を体感!

のどかな畑の中にあるギャラリー「ギャルリBANYA」。淡路島の観光本にも、おすすめスポットとして取り上げられているアートスポットです。このギャラリーは、現代美術家である前川和昭氏の私邸を改装したもので、前川氏の作品が至る所に点在しています。

前川氏は自分の身のまわりにあるものを利用した作品作りを追求しており、ギャラリーの作品たちは、どこか見覚えのある物が形を変えて飾られていて、素朴でメルヘンな世界観に引き込まれるはずです。入館は無料ですが、不定休のため、訪れる際は電話で確認しておきましょう。

何か物思いにふける犬の夫人。何を考えているのかな? と想像すると楽しくなります。

もはやどこからが作品なのかわからない不思議な空間です。思わずカメラを構えたくなる作品ばかりなので、ぜひ訪れた際はお気に入り作品を見つけて、こだわりの構図で写真を撮ってくださいね。

まとめ

いかがでしたか? 安藤忠雄設計の日本最大級の温室や、世界でも珍しい猫だけの美術館、島でアート活動をしていた美術家の個性溢れるアトリエ、不思議なキャラクターのメルヘンな世界に引き込まれるギャラリーなど、どれも淡路島でしか体験できないものばかり。アート好きな人は、ぜひ淡路島に訪れた際は立ち寄ってみてください。

編集/カメラガールズEditors かっちゃん(Blog

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