【兵庫】アクセス抜群! なのに一気に別世界!『神戸布引ハーブ園』カメラ旅
なかなか遠出をすることができなかった2020年。新型コロナウイルスが流行しだしてすぐは、見たい景色があるのに、見に行けない…。そんなもどかしい気持ちになることが多かったような気がします。しかし、自分の住んでいる地域や近隣への短距離観光が推奨されるようになり、近場の撮影スポットを探すうちに、気づけばマイクロツーリズムの虜に! 今回はその中で出会った景色のひとつ、神戸布引ハーブ園をご紹介いたします。
● この旅で持って行った機材
カメラ
・OLYMPUS PEN E-PL8
レンズ
・M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
・M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm
● アクセス方法
電車
● 費用
チケット 大人1人1,500円 飲食代 別途
目次
新神戸から徒歩5分! 都心の楽園へ
神戸では人気の観光スポット、神戸布引ハーブ園。県内にあるということと、いつでも行ける場所ということもあり、カメラを持つようになってからは訪れた記憶がありませんでした。
アクセスは新神戸駅から徒歩5分。新幹線も停車する駅なので、県外から来られた方でもアクセスのしやすい場所です。そんな都心にありながら、まるで楽園のような神戸布引ハーブ園。フォトスポットもたくさんあったので、カメラ女子には是非おすすめしたい場所です。
神戸の街、豊かな緑と海を見渡す空中散歩
新神戸駅から歩いて神戸布引ハーブ園の玄関口、山麓駅へ。神戸布引ハーブ園は山の上にあるため、ここからのアクセス方法はロープ―ウェイか登山となります。登山となると片道1時間以上はかかるので、迷わずロープ―ウェイを選択。定員が6名と少し小さいタイプですが、感染症対策のためか1グループずつ乗ることができました。ロープ―ウェイからはパノラマの風景を独り占め! 神戸のビル群がどんどん小さくなっていきます。
街並みを背に進行方向に目を向けると、緑豊かな風景が広がります。右側には日本の滝百選にも選ばれた、布引の滝を見ることも! こちらの写真は望遠レンズで撮影しました。ロープ―ウェイは山頂までの間にある中間駅で降りることもできますが、まずはそのまま山頂まで行かれることをおすすめします。
四季折々の花やハーブが咲き誇る、海外風ウェルカムガーデン
山頂駅に到着。そこに待っていたのは、海外風のウェルカムガーデン『展望プラザ』です。ドイツの古城『ヴァルトブルク城』をモチーフにしたレストハウスや城門はとてもフォトジェニック。季節のお花やハーブを眺めたり、香りを楽しんだりできる神戸布引ハーブ園は、まさに癒しの空間です。
標高400mの山頂から見る神戸の街並みを望遠レンズで撮影。この日は少しお天気が悪く曇り空なのが残念でしたが、晴れた日の景色のほかに、ナイター営業のときに見ることができる夜景も綺麗そう♡ 特に空気が澄んでいる冬は、夜景が綺麗に見えるので、ここからの景色は必見です。
五感で楽しむ、テーマの異なる12のガーデン
日本最大級の規模を誇る、神戸布引ハーブ園。約200種75,000株の花やハーブが咲き、1年中お花撮影を楽しめます。冬にはローズマリーやスイセンの可愛らしいお花が。冬の終わりからは、クリスマスローズやミモザ、ウメなどのお花が春の訪れを教えてくれます。
園内にある12のガーデンのうち、ローズシンフォニーガーデンへ。イングリッシュローズをメインとした、色とりどりのお花を見ることができます。その奥に見えている香りの資料館は、アンティーク香水瓶などを展示。約80種類の天然エッセンシャルオイルの香り比べもでき、香りの奥深さを知ることができる施設です。
さらに先に進むとフレグラントガーデンがあります。穏やかな山並みを背景に、ヨーロッパの田舎を連想させる空間。比較的人が少なく、ゆっくりと写真撮影を楽しめる場所でした。
展望プラザを2階から撮影してみました。まるで海外で切りとったかのような1枚は、ここが神戸であることを忘れてしまうような景色。切りとり方によって見え方が変わるのは、写真撮影の楽しみのひとつですね!
緑とハーブに包まれる癒し空間でリフレッシュを
山頂駅の施設を見終えたところで、ガラスの形状が美しいグラスハウスやお洒落なカフェラウンジがあるエリアへ。このエリアは、山頂駅と中間駅の間にあるので、ロープ―ウェイを使わず徒歩で移動します。
移動中も、約100種類のハーブが植栽展示された『ハーブミュージアム』や、野菜とハーブを混植した家庭菜園『家庭菜園ポタジェ』など、見どころはたくさん!
グラスハウスのエントランスは天井から降り注ぐハンギングバスケットとともに、季節にあった装飾がされています。フォトスポットもたくさんあったので、写真撮影もお忘れなく!
エントランスを進んだ先には、衣・食・住をテーマにハーブのある暮らしのワンシーンが展示された『ハーブの家』があります。暮らしをワンランクアップするハーブの活用術もたっぷり! ついつい真似したくなってしまうようなお洒落さです。
スパイスや果実などの熱帯性植物を栽培された温室ガーデンは、緑に囲まれた癒し空間。温室の奥に佇む、バレンタイン発祥の地であるイタリアのテル二市から寄贈された『愛の像』は必見です!
神戸らしいセンスが光る、 カフェラウンジへ
グラスハウスを抜け先へ進むと、神戸布引ハーブ園でおすすめしたい場所『ザ・ヴェランダ神戸』があります。古き良き洋館のイメージとモダンなカフェを融合した、神戸らしいセンスの光るお洒落なカフェです。
2階にあるのはラグジュアリーなカフェラウンジ。日の光が差し込みむ大きな窓からは、神戸の街並み、そして豊かな緑と海が広がります。
そして、1階には開放感のあるテラス席。心地よい風を感じながらオリジナルハンバーガーやソフトクリームなどをお手軽に楽しむことができます。テラス席とは言え、このお洒落さ。さすが神戸ですね♡
テラスの周辺には、神戸布引ハーブ園のハッピースポット『誓いの鐘』や『ハーブの足湯』も。カフェに行かれない方も、是非立ち寄ってみてください♡
ハンモックに揺られながら、神戸の街を見渡す花の楽園
先程のカフェエリアから山頂駅へ戻り、再びロープ―ウェイへ乗車。つぎは中間駅で降り、風の丘フラワー園へと向かいます。
彩り豊かな季節のお花が一面に広がるガーデン。設置されたハンモックに揺られながら、神戸の街並みまで望める絶好のロケーションは、 まさに神戸の楽園です! 満開のお花畑を見ることはできませんでしたが、ここはお気に入りのエリアとなりました。
近くにあったお店でラベンダーソフトクリームを購入。口の中で広がるラベンダーの香りで、心も癒されます。
帰りのロープ―ウェイからも、美しい景色を見ることができました。さっきまでの花園が夢のようですが、都心からすぐ行けるのも魅力のひとつ! 行かれた際は是非、さまざまな角度から神戸布引ハーブ園の景色を切りとってみてくださいね。
都心からすぐの花の楽園、神戸布引ハーブ園へ
都心からすぐの楽園、神戸布引ハーブ園。見どころは季節のお花だけではありません。イベント行事にあわせて変わる装飾やフォトスポットも楽しみのひとつです。神戸に行かれた際は是非、神戸布引ハーブ園で癒し時間を過ごしてみてください。
編集/カメラガールズEditors cstrip ( Instagram )