【香川】数々の映画の撮影が行われる、美しい『小豆島』を巡ってきた
みなさん、小豆島に行ったことはありますか? 小豆島といえば、オリーブが有名ですが、美しい自然や昭和の風景が残っており、多くの映画やドラマのロケ地になっている島でもあります。
小豆島は、私のお気に入りの映画の1つでもある「八日目の蝉」のロケ地。旅行の際にロケ地巡りをして、映画のワンシーンを思い出しながら写真を撮影した思い出があります。私は映画やドラマが大好きなので、映画でみたあの景色を見られて大興奮でした。今回は私が過去に訪れた映画のロケ地を中心とした小豆島のベストスポットを紹介します。
● この旅で持って行った機材
カメラ
・OLYMPUS E-PM2
レンズ
・M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
● 一緒に行った人
友人
● アクセス方法
高松港から土庄港までフェリーで1時間
目次
オリーブ畑を満喫! 小豆島オリーブ公園
小豆島といえば、この風車の景色。これが見られるのは、「道の駅 小豆島オリーブ公園」です。海を見渡せる丘の上にある園内には、約2000本ものオリーブやハーブが植えられています。ぜひこの風車をバックに記念写真を撮りましょう。映画「魔女の宅急便」のロケ地であったことから、箒にまたがってジャンプしてる人がちらほら。園内にはパン屋のロケセットも残っていてフォトスポットになっています。
隣接する「小豆島オリーブ園」には、オリーブの原木があります。小豆島のオリーブ生産の発祥となった木をぜひ見に行ってみてください。園内では、オリーブを使った商品を購入できたり、体験スペースがあったりと、楽しませてくれる工夫がいっぱいあります。
レトロな風景! 二十四の瞳 映画村
こちらの「二十四の瞳 映画村」では、小豆島出身の作家の小説を映画化した際のセットが残っており、木造校舎やレトロな街並みが体験できます。フォトスポット満載でかなり楽しめます。
こんなレトロなポスターも所々に貼ってあり、ノスタルジックな雰囲気。
木造校舎の教室で、生徒になった気分で写真を撮ってみましょう。外からの優しい光が教室内に入ってきて、いい雰囲気の写真が撮れました。
のどかな里山の風景! 中山の千枚田
この棚田の風景は日本の棚田百選にも選ばれた景色です。標高120mから250mの斜面に750枚もの棚田が広がっています。緑がいっぱいでほのぼの。
豊作を祈る虫送りの行事が映画をきっかけに7月初旬に復活したそうです。火を持った人たちが棚田を歩き、光の列が揺らめきとても幻想的。いつか行ってみたい行事です。
棚田の近くには、3000年以上続く伝統芸能である農村歌舞伎の舞台もあります。重要文化財なので外観のみが見学可能になっています。
絶景! 海を泳ぐ鯉のぼり
私が小豆島に行った時に一番感動した風景が、この海の上を泳ぐ鯉のぼり。土庄港へ行くフェリーの途中で見かけて、当初このような風景が見られると思っていなかったため、大興奮したのを覚えています。
瀬戸内海に上に色鮮やかな鯉のぼりがたくさんかかっている景色は、見る人の心を穏やかにしてくれますね。
この海の上を泳ぐ鯉のぼりは、映画のロケ地でも使われた「旧戸形小学校」の前の海で、毎年4月の上旬から5月の初旬の間に見られる景色です。この鯉のぼりは小学校の新入生の健やかな成長を祈って行われていた伝統行事で、小学校が統合になって、廃校になった今でも地域の方々の協力で継続されています。
さらに、この小学校前の海岸は、ウミガメが産卵に来たことがあるとか。とてもきれいな海である証拠ですね。「ウミガメさんまた来てね」との思いが込められた石像が作られていました。
恋人の聖地!エンジェルロード
1日2回数時間だけ現れるという、島と島をつなぐ砂浜であるエンジェルロード。ここを大切な人と手を繋いで渡ると天使が舞い降りて願いが叶うとして知られています。私が行った時は、ちょうど潮が満ちてきた瞬間でした。到着した時は、ギリギリ渡れたエンジェルロードが写真を撮る頃には、消えかけてしまいました。まさに渡れたら貴重な砂浜です。絶対渡りたい場合は、事前に時間を調べておきましょう。
夕日が山にちょうど沈む瞬間でした。海がキラキラしてとても美しい時間を眺めることができました。
エンジェルロードに隣接する丘からは、エンジェルロードを見渡すことができ、「恋人の聖地」となっています。もし、エンジェルロードを渡ることができなくても、ここで鐘を鳴らすことができます。
エンジェルロードの帰り道に石の上でくつろいでいる猫を発見したので、あくびの瞬間を激写。のどかな島の雰囲気が伝わってきます。
まとめ
いかがでしたか? 小豆島は他にも、醤油工場や手延べそうめんなども楽しめます。見たい絶景の時間帯をベースにドライブで観光するのがおすすめです。また、小豆島は、香川からだけでなく、岡山や兵庫からもアクセスできます。行きと帰りでルートを変えるとまた違った景色が楽しめますよ。ちなみに、写真は坂手港から神戸港へのフェリーで見ることができた神戸の夜景です。みなさんも、自然溢れる景色やレトロな街並みを撮影しに小豆島にお出かけしてみませんか。
編集/カメラガールズEditors かっちゃん(Blog)