レトロエモい!岡山の「ボートレース児島」の撮影スポット徹底ガイド
camell編集部のくらそんです。今回は岡山県にある私のイチオシスポットをご紹介します!
岡山県倉敷市にある『児島(こじま)エリア』は、岡山駅からマリンライナーで最速約20分で行くことができる好アクセスの観光地で、国産ジーンズ発祥の地としても有名です。
ですが!!! 私がカメラ女子の方に、今最も推したいフォトスポットは「ボートレース児島」です。
「え?なんでボートレース…!?」と言われてしまいそうですが、この記事を読めばきっと納得できるはず!
目次
ボートレース児島が イチオシの”フォトスポット” である理由
まず最初に、私がボートレース児島をフォトスポットとして推したい理由は4つあります。
(1)めちゃくちゃレトロな写真が撮れる!
(2)スピード感あるレースも撮影できる!
(3)入場料が100円で楽しめる!
(4)撮影許可が当日、簡単に取得できる!
ボートレース児島は昭和27年に開設されたボートレース場で、改修はところどころで行われているものの、当時の面影がいまだ強く残っています。ここに来たらまず撮影を楽しんで欲しいのが、このレトロスポットの数々です!
レトロスポット① 入場ゲート付近(1F)
入場ゲートを通過し、建物内はレトロな世界観が広がっています。まず撮影してほしいのが、ゲートを通ってすぐの場所にある、カラフルな椅子たち。
カラフルな椅子はポートレート(人物)にもピッタリ。
最近はあまり見かけなくなったこの椅子たち、ボートレース児島には今でもたくさん設置されています。
柱や壁に沿って置かれているブルーや白の椅子がとても可愛い!
青や白など、さまざまなカラーの椅子があって、これがなんとも可愛いです。ただ 椅子を撮るだけでも面白いし、友達同士で訪れてポートレートを撮影してもレトロエモい写真になります。
レトロスポット②看板やイベントホール(1F)
1Fの建物内はこんな感じ
壁面上部には謎の壁画がたくさんありました!古代的なデザイン…!
建物の1Fは天井がとても高く、独特の造りになっています。敷地内はかなり広いのですが、せっかく来たならぜひこの奥まで歩いてみましょう! 歩く途中、たくさんの面白い風景を撮影することができました。例えばこちら!
リスやカタツムリなど、イラストはいろんなモチーフがありました
上の写真は、メモ台やゴミ箱(くず入れ)の看板なのですが。レトロすぎませんか…!
レトロなイベントホールは、椅子がずらりと並んでいて面白い!
椅子がずらりと並んだレトロで迫力ある写真が撮影できた、イベントホール! ここはお笑い芸人さんや芸能人などによるトークイベントや、レーサーのインタビューなど様々な催しがされているのですが、イベントを開催していないタイミングであれば、撮影も可能でした!
レトロスポット③ステンドグラス(1F)
ステンドグラスが綺麗に映るように人物はシルエットで撮影。
1Fの建物の一番奥にあるスペースには、レトロなステンドグラスがありました。 これは建設当時の、本物のステンドグラスなんですよ〜!
リズムよく並んでいるライトを撮影。
見上げていると可愛いライトもついていて、これまたレトロで時代を感じます。
案内板をアイテムにポートレート撮影にチャレンジ!
ステンドグラスの向かい側には、案内板があるスペースが。ここは光が綺麗で、ポートレート撮影がとても綺麗に撮影できました。奥のスペースはあまり人がいないので撮影もしやすいです!
レトロスポット④ 食堂(1F)
コスモスのラーメン。味があっていいですね!
1Fにはアジサイと、コスモスという2つのお店があります。この2店舗は立ち食いスタイルのお店なんですが、とてもお安く美味しいグルメをいただけます。アジサイは焼きそばがイチオシで、テイクアウトも可能です。コスモスは地元食材にこだわったラーメンがイチオシです!
アジサイもコスモスも、店員さんに撮影してもいいですか?と聞いてみると気さくに「いいよ〜」と言っていただきました! タイミングや店員さんによってはNGの場合もあるかもしれませんが、勇気を出して聞いてみるとなんともエモい写真が撮影できて楽しいです!
レトロスポット⑥ 3Fから1Fに降りるエスカレーターの途中…
館内を散策していると、4Fから1Fに降りるためのエスカレーター(下りだけ、上りがないエスカレーターです)を偶然発見! そのエスカレーターの踊り場部分には少しだけスペースがあり、ここもまたすごくレトロでエモかったんです!
レトロなガラスを生かして撮影!
歩けば歩くだけ、レトロで可愛いフォトスポットが見つかるのがボートレース児島の面白いところ。館内を散策しながら「ここ、いいかも!」って撮影してみる遊びはなんだか宝探しのようで、とてもワクワクします!
歩きながら見つけた、緑色の階段。オレンジのラインがとても可愛いです。
非常出口の扉。なんだか色合いが可愛くて撮影しちゃいました。
レトロスポット⑤ 水面の観覧席(1F)
続いては屋外の水面側に出て撮影! ここはボートレースを間近にみられる観覧席で、ずらりと並ぶ青い椅子がとても写真映えします!
椅子を生かしてパシャリ! ボートレース場ならではの1枚に。
ただ、嬉しくも寂しいお知らせが…! 実はここボートレース児島は2024年から工事が始まり、2027年には大きくリニューアルされる予定。なので、この「レトロな光景」を撮影できるのはあと少しの期間です。工事は4月からスタート。工事中もレース開催日は営業しているので中に入ることもできるのですが、段階的に工事を進めていくそうなので、一部のスペースは見られなくなってしまいます。ですので、このレトロなスポットを存分に撮影してみたい方はぜひ4月までに一度訪れてみてほしいです!
スピード感あるレースも撮影できる!
ボートレース場に来たなら、やっぱり楽しんでほしいのは選手たちが繰り広げる熱いレースです! 1Fの水面側ではボートレースを間近にみることができます。その迫力は、ルールがわからなくても面白い! しかもボートレース児島は海につくられたレース場なので、風景がとても綺麗なんです。
晴れていれば青い空と海を背景に、レース観戦を楽しめます。海水もすごく綺麗で、透明です。ゆっくり観戦するだけでもレジャー気分が味わえて楽しいですし、一眼カメラを持って撮影するとさらにいい写真が撮れて楽しいですよ〜!
レースの撮影ポイント
ターンする様子(camellメンバーが撮影した作品)
ボートレースの撮影ポイントは主に2つあって、1つはターンの瞬間です。水面の左右には赤と白のソフトクリームのような形をしたものが浮いているのですが、これはターンマークという名前で、選手は両サイドにあるターンマークとを目印にターンをして水面を走ります。このターンマーク付近では激しい水飛沫とともに選手の必死な攻防を撮影することができます。シャッタースピードを速くして連写すれば、とてもかっこいい写真が撮れますよ!
望遠レンズを持っていくのがおすすめです。スマホの方はちょっとズームして撮影すると◎。
流し撮りで撮影した様子(camellメンバーが撮影した作品)
もう1つは、横を一直線に走っている姿です! この瞬間は「流し撮り(被写体にはピントが合っているけれど、背景は流れている撮影技法)」をするのに最適なんです。というのも、レース中のボートの時速なんと約80km!しかも、1レースごとに3周走ってくれるので、流し撮りがしやすいんです。本番のレースは1日12回あって、本番の他にも展示航走や練習などもあり、朝から夕方まで何度も水面を走る姿を見ることができます。
なので、1日中撮影すると確実に流し撮りができるようになります!
一眼カメラをお持ちの方は、ぜひ流し撮りにもトライしてください! 最初は難しいけれど、成功するとすごく楽しいですよ!
<流し撮りのレシピ>
(1)シャッタースピード優先モードにします
(2)ISO感度を50〜100に設定します
(3)シャッタースピードは1/100〜1/8
*1/30以下にする場合はNDフィルターが必要です。最初は1/100からはじめて、慣れてきたら少しずつスピードを遅くしてみるとうまく撮影できます。
(4)連写モードにします
上記の設定にしたら、被写体をフレームに入れ続けるように動きに合わせてカメラを左から右へ、スライドさせるように動かしながら連写します。
カメラの動きと、被写体の動きがシンクロすると “被写体にピントが合っていながら、背景が流れている” 流し撮りが成功します。
実は先日、このボートレース児島の面白さを体験してもらうために、camellで撮影会を企画して開催したのですが、このレース撮影は「超ハマる!」という声をたくさんいただきました。ほとんどの方がボートレース場に来るのは初めてだったのですが、バッチリ流し撮りで撮影できてました〜!
入場料が100円で楽しめる!
レトロエモい風景も、グルメもレースも楽しめて、なんと入場料はたったの100円です。建物内は濡れずに楽しめるので、雨の日にもおすすめです。もちろん舟券を買わなくてもOKです、撮影スポットに訪れる感覚でぜひ気軽に遊びに行ってみてください。
撮影許可が当日、簡単に取得できる!
撮影がOKかどうかよくわからない施設だと「撮っていいのかな〜?」とか「スタッフの人が忙しそうで聞きづらいな〜」なんて悩むこと、ありませんか…?
ここボートレース児島では、身分証明書を持って窓口に申請するだけで簡単に撮影許可が取得できます。許可申請をすると撮影許可証をお借りできて、それをつけていれば安心して撮影を楽しむことができるんです!注意点は、他の来場者を写さないこと、フラッシュなどは使用しないことなど窓口で説明いただけるのでより安心です🎵
反対に撮影許可を取得しないと撮影はNGなので、ご注意を!
行ってみたい!と思ったら…
1.開催日を確認しよう!
ボートレース児島はレースの開催日だけ開場しています。開場日は公式サイトの開催日程ページで確認することができます。(※本場と記載してある行に色がついているところが、開催日です)開門は9:45です!
2.無料送迎バスで、楽々アクセス!
レースがある日は無料送迎バスの運行があって、児島駅以外にも倉敷など各所から出ています。私のおすすめは児島駅からの送迎バス! 1日中たくさんの本数が出ていて、予約不要で乗ることができます。帰りも最終レース終了直後まで、定期的に無料送迎バスが出ています!
おまけ:最後のロイヤルルーム…!
先日開催したcamellでの撮影会では、ロイヤルルームを借りて撮影を楽しみました。このロイヤルルームはVIPルームで、すごくエモくて素敵だったのですが…工事のため令和6年4月以降は利用ができなくなってしまうそう。残念です!
でも、新しいボートレース児島はどんなふうになるんだろう?と期待感もありますね! 最後に、ロイヤルルームもちょっとだけ写真で紹介します。当日席は3,500円で利用できます。ぜひ4月までに訪れてみてください!
イベント・提供:ボートレース児島