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オトナ写真部「カメル」

SPOT
2021.01.18

【大分】冬の由布院、幻想的な金鱗湖とアートな美術館・建物巡り

自然豊かで静かな温泉地である大分県の由布院温泉。コンパクトな温泉街には美術館やおしゃれな建物も多く、見どころが多い九州の中でも人気の観光地です。今回は秋の終わりの少し寒くなってきた時期に母と1泊2日の旅をしましたのでご紹介します。
カメラは、しっかり撮りたい風景はPENTAX K-1というフルサイズ一眼レフデジタルカメラを、身軽に撮りたい街歩きにはRICOH GRⅢというコンパクトデジタルカメラを使用しました。

この旅で持って行った機材
カメラ
・PENTAX K-1
・GRⅢ
レンズ
・PENTAX DFA 3.5-5.6 28-105mm EDDC WR
アクセス方法
自家用車
かかった費用
宿泊費、飲食代、駐車場代、美術館入場料

由布院駅周辺

熊本市内から車で、途中休憩しながら約3時間で由布院に着きました。(行きも帰りも高速道ではなく「やまなみハイウェイ」と呼ばれる県道11号を通ったのですが、写真は天気の良かった帰りの様子をご紹介します。)
まずは駅近くのコインパーキングに駐車し、歩いて由布院駅へ。
由布院駅は大分県出身の磯崎新さんの設計です。建物全体が黒で統一されたシックでモダンな木造駅舎は趣があって素敵ですよね。ただ黒くて大きく、しかも逆光気味だったので、撮影は難しかったです。あとからlightroomで逆光補正しました。

駅の正面から由布岳がきれいに見えます。

隣接する由布市ツーリストインフォメーションセンターは、坂茂さんの設計。全面ガラス張りで館内は美しい曲線の柱や梁が印象的なフォトジェニックな建物です。

1階には観光案内カウンターあり、2階は旅に関する図書と展望デッキがあります。

建築と写真を堪能したあとに駅周辺を軽く散策し、ホテルにチェックインしました。

由布院温泉

今回泊まったのは湯布院インター近くの「インターヒル翼湯布院」。部屋に天然温泉の露天風呂がついている離れ客室に宿泊しました。実は懸賞に当たって、格安で宿泊することが出来たんです!

個性的なインテリアの部屋の窓からは由布岳が見えます。

洗面浴室と露天風呂はスキップフロアになっていて、ここからも由布岳が見られます。夜は星空を見ながら、ゆっくりと温泉に浸りました。

金鱗湖の朝霧

二日目の朝は早起きして、金鱗湖の朝霧を撮りに行きました。金鱗湖は由布院を代表する観光スポットの一つです。年間を通じて水温が高いため寒い日の早朝には湖面から湯気が立ち上る幻想的な光景が見られるということで、フルサイズ一眼レフデジカメで撮影しました。

一周400メートルほどで遊歩道も整備されているので、散歩がてらいろんな場所から湖を眺めました。

定番スポットは「天祖神社」の裏側にあるこちらの鳥居です。ちょうどいいポイントに鳥がとまっていました! だいぶ粘ったのですが羽を広げてくれそうもなかったので、諦めて朝食をとるためホテルへ戻りました。

COMICO ART MUSEUM YUFUIN

チェックアウトの後は、土産店や飲食店が連なる観光名所・湯の坪街道沿いにあるコミコアートミュージアムへ。建築やアート系の雑誌で多く取り上げられていて、とても楽しみにしていた美術館です。館内撮影がOKなのも、嬉しいポイントです。(動画撮影は禁止されています。)

建築を手掛けられたのは、国立競技場などで世界的に有名な隈研吾さんです。焼杉で覆われた外壁は、遠目からは真っ黒ですが近くで見ると木材の質感がよく分かり温かみを感じることができます。

中庭の竹も、外壁に映るそのシルエットも美しく、季節や光の入り方も考えて作られているのがよくわかります。1階は現代を代表するアーティストの村上隆さんと杉本博司さんの作品が、部屋を分けて広いスペースで展示されています。

2階にはギャラリーと屋上庭園があり、由布岳をバックに奈良美智さんの巨大な犬の彫刻が間近で見られます。表情もしっぽも本当に愛らしいワンコです!

このあと湯の坪街道を散策し、ランチに蕎麦を食べて帰路につきました。

やまなみハイウェイ

大分県と熊本県をつなぐ、九州で有名なドライブコースのやまなみハイウェイ。その途中にある大分県九重町の長者原(ちょうじゃばる)に寄り道しました。

長者原には「長者原ビジターセンター」という、くじゅうの自然を分かりやすく解説してくれる施設があり、タデ原湿原の入口でもあります。

タデ原湿原は木道の散策道が整備されており、野焼きにより湿原の維持がされているそうです。どの季節に行っても楽しめそうで、モデルさんとのポートレートにも良さそうですね!

長者原を後にして、やまなみハイウェイの最高地点・牧ノ戸峠を過ぎると、阿蘇五岳が見えてきました。阿蘇五岳とは阿蘇火山の中央火口岳を構成する5つの峰の総称なのですが、峰の下の方に雲海が見えました!雲海は寒い日の早朝など、条件が整わないとなかなか見ることができない気象現象なので、とても運が良かったです。

まとめ

寒い季節の由布院カメラ旅はいかがでしたか? 九州とはいえ、真冬の山道は雪が積もりますので、ドライブする際には運転に注意してくださいね。以上、みなさんの今後のカメラ旅の参考になれたなら嬉しいです!

編集/カメラガールズEditors  オノチハル ( Instagram ) 

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