【山梨】Rolleiflex3.5Fと行く、星のや富士。
カメラ歴10年、フィルムカメラで風景を撮影するのが生きがいの田中です。旅の行き先は「そこで何が撮れるか」を重要視しています。
今回私が選んだ旅先は、山梨県にある「星のや富士」。事前にInstagramやWEBを入念にチェックし、口コミも読みあさり…、ここであれば自分の好きな風景がきっと撮影できると思い予約しました。お値段は少し奮発しますが…まあたまには贅沢もいいでしょう、ということで。
そして旅をした結論からお話ししますと、私史上もっとも自分が好きと思える写真が撮れました。お値段以上の価値ありです。星野リゾートクオリティはやっぱりすごいです。
今回は「星のや富士」で撮影した写真や、宿泊した体験をシェアしたいと思います。
●この旅で持って行った機材
・Rolleiflex 3.5F
・FUJIFILM KLASSE
・kodak portra400 35mmフィルム 4本
・kodak portra400 120フィルム 4本
●必需品
虫除け
●一緒に行った人
家族
●アクセス方法
車
●かかったお金(大人2名 / 2泊3日)
宿泊:75,000円 飲食:55,000円 高速代やお土産:30,000円程度
*1年以上前の早割を利用したので宿泊料金は通常より安価でした
目次
向かう途中、早くも最高の風景と出会う
この写真、この旅ですごく気に入っている1枚です。お部屋に飾ろうと思っているくらい気に入っています。
この写真は高速道路を降りた後の山道で撮影しました。名もなきスポットなので特にここを目指していたわけでもなく、偶然通りかかった時に車の窓を開けて撮影した風景です。個人的にはこのような「明るくも暗くもない、嬉しくも悲しくもない、ただそこに粛々と生きる”自然”…」のような風景が好きなんです。(何言ってんだコイツと思われた方、すみません笑)
うっかり場所のメモを忘れてしまい詳細を伝えられず申し訳ないのですが…、富士山の周辺の山道であることは間違いありません。
旅の出だしからこんな風景に出会えて、幸先良しです!
レセプションから絶景の散歩道へ…写欲が高まる瞬間
星のや富士のレセプションに到着。レセプションでは好きな色のレンタルリュックを選べました。中にはクッキーとミニボトルのギフト、それから双眼鏡が入っていました。使うかどうかわかりませんが、レセプションからおもてなしを感じて優雅な気持ちに。このあたりはさすが星野リゾートですね!
子供用のバッグも嬉しい。すごくピンボケしましたが左側のリュックが子供用のものです。「子供用のもあるなんて!」と、ママ心を鷲掴みにされました…。
その後、Jeepで宿まで送迎していただきお部屋へ。身仕度を整えたら最初に敷地の最上部にあるテラスに案内されました。
お部屋からテラスまではかなりの階段があります。ちょっとした山登りです。日頃から運動不足の私はすぐに息切れしました。腰痛持ちやお年寄りにはかなりきついと思うので、宿泊する際は要注意です…。
でも、健康体の人にはかなりいい運動にはなると思います。この星のや富士のテーマは「グランピング」で、この昇降運動もひとつのアウトドアなのかもしれません。とにかく結構な階段を登ります。
カメラ好きとして嬉しかったのはこの木漏れ日。どこを歩いても素敵な木漏れ日が差し込んでいるので、光のある写真が好きな人には最高の環境です。
写真を撮りながら、「ああ、女の子の被写体が欲しかった。」と思いました…。白いワンピースを着た女の子が笑顔で振り返ってくれたら、素敵な写真になっただろうと思うスポットが無数にありました。家族旅行でもいいですが、女子同士来るのが一番写真を楽しめそう。
でも、被写体がいなくとも、自然と向き合って撮影する時間は最高の贅沢です!心がどんどん癒されてされていくのが実感できました。写真は私にとって刺激であり癒しでもあります。ファインダーで覗くと、葉っぱ1枚1枚が愛おしく感じます。
着いて早々にフィルムを1本撮り終わりました。4本持ってきたけど、もう少し予備があってもよかったかもしれない…。
ここは最上階のライブラリーカフェの前。ここまで来るとかなりの達成感があります! 木漏れ日の中吹く心地よい風が最高に気持ちいい。
ここが最上階のライブラリーカフェ。ここではコーヒーを自由に何杯でも飲めたり、本を読んだりできます。椅子がいい感じなので、絵的にもよし。カフェ系の写真が好きな人は、永遠にここで撮影を楽しめるような気すらしました。
ライブラリーカフェでは”森のひととき”というサービスがあり、美味しいバームクーヘンをいただけました。おかわり自由なので、気合いを入れれば何個でもいただけます。私はあまりスイーツが好きでないので(女子らしからぬ…)、1個で限界でした。ちなみに、本来はビュッフェスタイルなのですが、新型コロナの影響で簡略化されていて、バームクーヘンをオーダーする形になっているとのことです。
ライブラリーカフェの前には焚き火台もありました。暑いのに焚き火?と思いましたが案外暑さは感じず、ゆっくりと見ていられます。
焚き火の周りに椅子のようなものがあったので、(写真の右側のやつです)座っていたら「それはテーブルなんです…」と気まずそうに教えていただきました。やだ、ごめんなさい、お恥ずかしい!!!! (笑)
洗練されたデザインすぎてよくわからず座りました。みなさま、お気をつけください…(笑)
湖と富士山と風の音に浸る、大人の時間
しばらく散策を楽しんだ後は、一度お部屋に戻ります。こちらが宿泊したお部屋です!
素敵! 気に入ったポイントは、ドアが二重になっていて内側の扉をスライドするとガラス扉越しにグリーンが見えるところ。
そして何と言っても、お部屋から富士山が丸見えなところです! テラスに出ると綺麗に見えますよ。
こんな感じで! 最高じゃないですか…。富士山撮影が四六時中楽しめます。
テラス内側にも素敵なテーブルがあります。テーブルの木の棒は何かなと思ったら、マシュマロを刺して焼くための棒でした。一つ一つのものが洗練されているので、ここでもまた写欲が湧いてきます。
ガラス越しにマシュマロ棒を撮影。背景に写っている、子供用のバッグを片付ければよかったと反省しました。物撮りは背景が大切! とわかっていながら、めんどくさがってしまう時、ありますよね…。
まだチェックインして、少し散策してお部屋に戻ってきただけですが、かなりの枚数の写真を撮りました。フィルムなので無駄にシャッターは切りません。それだけ撮りたいと思う、素敵な光景がたくさんあったということです!
この後は夕飯を食べて、翌日は朝ごはんや周辺散策も楽しみました。長くなってしまったのでそのことについては続編記事で書きたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。続編もぜひ見ていただければ嬉しいです。コメントやご質問があればいつでもInstagramからご連絡ください。それでは、また次回。
カメラガールズ 編集部/田中海月(Instagram)